今度は、ナイフ軸のベアリングも交換します。
最初に、ベルトのテンショナーとプーリーを外します。
テンショナーを止めているEリングは、マイナスドライバーなどでこじって外すとかなり遠くまで飛んでいって探すのが大変なので、
布などをかぶせて外すと飛んで行きません。
プーリーは、中心のネジを外してやると外れました。まだ錆びていなかったせいかプーリー抜きを使わなくても手で引っ張っただけで
外れました。
プーリーを外すと現れる 4本のネジは、ナイフ軸を固定しているボルトです。
プーリーと反対側は、6個の袋ナットがナイフ軸を固定しています。
このナットと、プーリー側のボルトを外せばナイフ軸は外せるのですが、ここで気が付きました。 (気がつくのが遅い)
ナイフ刃を外していないとナイフ軸は抜けません。 (最初に外しておきましょう)
慌てて、ナイフ刃を外しました。
ナイフ軸を抜くと下の写真のようになります。
ナイフ軸を抜いたのが下の写真です。 ナイフ軸は、右側の大きな丸い穴から抜きます。
(整備はよく洗ってから始めましょう。そうしないとこのようなひどい状態になります。)
ナイフ軸からベアリングホルダー部分を外してからベアリングを外します。
ナイフ軸とベアリングは、錆び付いて結構硬くなっていました。プーリー抜きなどでテンションを掛けてハンマーなどで叩けば少しずつ
抜けてくると思います。
ベアリングホルダーを外すとよくわかるのですが、ベアリングはナイフ軸のバランサーの止め穴が開いているために、絶えず土やどろ水に
さらされることになります。また、ナイフ軸も草などを砕きながら回転するわけですから、かなりの振動が発生します。
振動があって泥水がある、ベアリングにはかなり過酷な状況だと思います。
外したベアリングも、プーリーと反対側はかなりガタが出ていました。
こんな状況にあるベアリングは消耗品だと思って、定期的に交換したほうが良いと思います。
(消耗品の割には、交換がめんどくさいですが・・・・)
ナイフ刃交換の2回に1回は、ベアリングも交換したほうが良いかもしれません。
後は、錆止めにシャーシブラックを塗って、組み立てました。
ついでに、テンショナーのベアリングも交換します。 テンショナーくらいと油断をしていてベアリングが錆びて固着して、摩擦でベルトが切れたことがあるので、ちょうど良い機会なのでやっておきます。
最初に、ベアリング軸のスナップリングを外します。 そうして軸を叩いていくと軸が抜け落ちます。
次に、反対側の大きなスナップリングを外します。 今度は、ベアリングプーラーなどでベアリングを抜きます。
テンショナーのベアリングの交換は、バラす所が少なく比較的簡単なので、「キュルキュル」音がし始めたら交換したほうがよさそうです。
(音がしないと、気分が良いです。)
今回交換したベアリングは、全部で7個。 初めてバラしたので、すべて交換するのに1日近くかかってしまいました。
結果、見た目はまったく変わりませんが、振動が少なくスムースに回っているような気がします。