散水ホースの水抜き

スプリンクラー配管の散水ホースですが、そのまま使用していると冬の間は凍結してしまい使用できなくなってしまいます。

また、透明チューブの中に水がたまっていると、藻が発生しやすくなってしまいます。

専用の配管ですと自動排水弁(フラッシングバルブ)と言う物がありますが、散水ホース用にはありませんので、

自作してみました。

注:まだ、冬を越していませんので凍結すると不具合があるかもしれません。

材料

ホースカップリング

今回は、価格の安い物を使用しました。

1個 100円でした

コーチスクリュー 9mm×38mm

ステンレス製もありましたが、安さに負けてユニクロメッキにしました。

1個 15円

押しバネ

今回は、線径 0.5mm 直径 7mm のステンレスの物を使用しました。

長さ7cmの物が売っていましたので、適当な長さに切断しました。(5〜6個)

水圧に応じて線径、切断長さを変更する必要があると思います。

1個当たり 30円弱

雌カップリング

カインズホームさんで販売している、STOPカップリングです

今回は、このカップリング専用です

1個 128円

材料は、この4点です。200円くらいが目標でしたが、ちょっとオーバーしてしまいました。

ホースカップリングの加工

カップリング雌側のツメが引っかかればよいので、水漏れ防止のOリングの所は必要ありませんので切断します。

切断したカップリングに、コーチスクリューをねじ込みます。

このとき、カップリングからコーチスクリューが出っ張りますが、5mm程度が、限界のようです。

押しバネをコーチスクリューにねじ込みます

これで、とりあえず完成です。

ストップカップリングに取り付けた時に真ん中の止水部分がバネの力で押し上げられていればOKです

散水ホースに組み付けて、散水中に水漏れがなく、散水終了した時に水が出てくれば完成です。

:ちょっと改良

上記のでは少し水の出が悪いように思ったので、改良してみました。

左図:カップリングの境目に隙間があった方がよいと思ったので、付け根の部分を削ってみました。

右図:カップリングの中心部分は、今回コーチスクリューでふさいでしまいましたので、水が外に逃げやすくするために切れ込みを入れてみました。

   この部分はコーチスクリューのかみ合いの部分ですのでやりすぎますとコーチスクリューが固定できなくなります。

この加工をすることで、だいぶ水の流れが良くなりました。

強度の関係もありますので、削りすぎに注意して下さい。

少しずつでも水が抜ければよいと思う場合は、加工しない方がよいと思います。

簡単(簡易)排水弁でした

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