鉢のままで、ブルーベリーは育てられるかどうか、よく聞かれるので、ホームセンターに大型の鉢を探しに行きました。
大型の鉢は、いくつか在ったのですがかなり値段が高く比較的安い木製の物でも1万円以上します。
そこで、一番安い園芸用の大型ポット(100L)を買ってきました。
そこに大苗を植えてみましたが、大型ポットだけあってあまり見た目がよくありません。 また、真っ黒ですので
夏場には、鉢の温度がかなり上がりそうで心配です。
そこで、鉢カバーを作ることにしました。
この鉢は、100Lだけあって鉢の高さが約45cm、直径で約60cm、鉢の外周が約210cmあります。
最初は、すだれを切って巻き付けようと思ったのですが、鉢が大きいので貧弱に見えそうです。
希望は、木製のどっしりした物が良かったのですが、間伐材の丸太などは直径が10cm程度しかないので
鉢の値段より高くなってしまいそうです。
何か安い物がないかなと物色していたら、3mで298円の間柱が目にとまりました。
これなら、幅が105mmですので鉢の周りを20本で一周できます。1本から6本切り出せますので、1鉢当たり
1000円くらいになります。 また、厚みも27mmありますので、そこそこどっしりと見えると思います。
そして次に木を鉢にどうやって止めるかですが、外からひもか何かで止めようとすると鉢の形に添っていないと
強く固定できません。テーパーに仕上げるのは、ちょっと難しそうです。
そこで、木の厚みが27mmもあるので、中に針金を通すことを考えました。針金ですのでそんなに大きな穴は、
必要ありませんので、5mmのキリを購入しました。
ところが、いざ材料に穴を開け始めたらうまくいきません。ボール盤でやったのですが穴が曲がってしまいます。
5mmあれば曲がらないかなと思ったのですが、そんなに甘くありませんでした。
最初ももくろみは、見事に失敗したので、最後の手段で針金を材料に打ち付けました。
外側に打ち付けると見た目が悪いので内側にしましたが、内側にした分材料と材料の境目が1cmちょっと
開いてしまいます。これは、どうしようもないので、あきらめました。
また、20本全部をつなげると結構な重さになりますので、3分割にしました。
最後に表面処理ですが、木の風合いを出したかったのでペンキは塗りたくなかったのですが、地面にそのまま
置きますし、水も掛けるのですぐに腐ってしまっては困りますので、防腐剤を塗ることにしました。
ホームセンターの売り場に行ったら何種類かあったのですが、一番安い物にしました。
また、色は黒褐色となっていたので、濃すぎないかなと心配だったのですが、塗っているときは結構濃い感じなのですが、
乾くと、思っていた以上に薄くなってしまいました。とても黒褐色ではありません。
元の木の色をちょっと汚したくらいで木目が目立ちません。
そこで思い切って防腐剤に墨汁を混ぜてみました。「黒くしたいのだから墨汁でいいや」という安直な考えです。
油性の物に水性を混ぜるという暴挙に出たのですが、これが結構いい感じになりました。
もしかすると、建築用だったので完全に水性ではなかったのかもしれません。
この墨汁の隣に、雨の日でも大丈夫という墨汁があったのですが、そちらの方が良かったのかもしれません。
他に、ディーゼルエンジンの廃油という手もあるかも
仕上がりは、このようになりました。ぱっと見は、結構良い感じです。
防腐剤が足りなくなり、外側しか二度塗り出来なかったので、内側が白っぽくなっています。
そのうち、見えるところだけでも塗ろうかと思います。
ちなみに、墨を薄めて塗ればこの色が出るかと思いやってみましたが、うまくいきませんでした。
防腐剤と混ぜないとだめなようです。